ケータイ小説

今朝の日経(podcast)によると、今年のベストセラーの特徴としてケータイ小説の隆盛が上げられるとか。

稚拙ではあるけど親しみやすいことが、よく理由として挙げられているが、どちらかというと一億総妄想に突入してるだけじゃないかなって。

自分の都合の良い(もしくは心地良くヒロイニズムに浸れる)シチュエーションばかりで関係性が欠如している。ドラマでも顕著なのだけど、主人公と仲間もしくは相手以外に人間は居ないのかというくらい閉じた世界で物語が進んでいく。

公共の場でも引き篭もれる時代の薄ら寒さをこそ感じて欲しいのだが、おそらくそういったことは排除され続けるのだろうなと、こちらが引き篭もりたくなる。