不都合な真実

この人が大統領だったら。
そして、あのフロリダの投票もまた改竄だったのではないか。

そう思わせるアプローチ。
間違いのない一面ではあると思うのだけど。

アル・ゴアという人がこのドキュメントを作り上げた理由が必要、だったのかな。
どちらかというと、現大統領が悪いという方向に導くためだけのような。

名言・ことわざが多用されていたので、同じ形で。
『責難は成事にあらず』(十二国記『華胥』)
人を責め、非難することは、何かを成すことにはならない。

主眼は、隠匿された事実を公表することで。
専門的にならないように、噛み砕いたものを、というのは判るのだけど。

あまりに話が綺麗にまとまり過ぎていて、危機感を持つということがぼんやりと納得がいって、だから危機感から遠ざけてしまう話。
納得がいくと、人は思考を停止してしまうから。

立候補しましょう、で劇場内に失笑が漏れた。
それが、答えのように思える。
私も立候補はしないけど、でも、未来の社会に対して失礼のないようにという心意気は常に持ってる。