Le Chat Botte



ここはカツレツが絶品なのである。
隙のない細やかで堅牢な衣に守られた肉。
かりっとした衣との食感の違いも楽しめる柔らかさ。

今回はハーブ豚だったのだけど、子牛だったりするとナイフを入れた瞬間に肉汁があふれてそれもまた見事。


野菜も、きちんと野菜の味がする。


ムッシュが訥々と料理を拵え、社交的なマダムがサーブする。
ムッシュは『魔女の宅急便』で出てくる、看板のパンを焼いてキキの帰りを心待ちにしてたくせに実際帰ってくると慌てて隠れてしまう(このシーンは本当に秀逸だと思う)照れ屋さんなパン屋のご主人の姿とだぶってみえる。


今日は携帯を忘れてきてしまったので、デジカメ(C-2040)を引っ張り出して撮ってたらマダムに笑われてしまった。


そう、実は行きつけだったりする。
開店当初から。
だから食後の飲みものは何も言わずともミルクティが出てくる。
こういうのってちょっと嬉しい。


だけど値上がりしてた・・・2円。
前は998円という、2円お釣り貰うのもなんだかなと思いつつ断るほどの金額でもないという逡巡を齎す値段だったので、キリよくなって良かった。



Aランチ(日替メイン+パン・コーヒーor紅茶) ?1000