INSPi TOUR 2007 花 〜見たこともない花が咲くでしょう〜@SHIBUYA-AX


純粋に客を楽しませたいんだという、その心意気は感じられる。

しかし。
貴方たちが選んだ表現方法は『歌』なのではないか。
『歌』で心の底から伝えたい『何か』があるのではないのか?

頑なになれといっているわけではない。
良いと思うものを取り入れるのは表現者として当然のことだから。

でも、ここまでとなると軸がぶれているとしか思えない。

あのストリートライブの日々は、チケットを捌く為だけのものに過ぎなかったのだろうか?
道端の音に耳を傾けてくれた人々の気持ちというのは置き去りなのだろうか。

観客として、非常に良く笑ったステージだった。
良い歌もあった。
だけど、歌を聴いたという充足感は、無い。


彼らには、旋律だけで伝える力があると思ってる。
だから、悔しい。